学会の紹介
活動方針
設立主旨
カツオに興味や関心を持つ、あらゆる人々が集い、各種の情報交換をはじめ、相互の交流と連携をもとに、調査研究を継続して行う機会、協働の図れる場とする。
(設立趣意書)
目的
日本の豊かな食文化を醸成してきたカツオの価値を見直し、カツオとの「上手な付き合い方」を探る。
情報や意見を交換して、将来にわたり、カツオに関する多面的な事業を推進する。
(定款第3条)
基本方針
- 「継続は力なり」と言われるように、様々なレベル・立場で、つながり合って、カツオの価値を問い直し、持続可能性の高い学会を目指す。
- 「多元価値社会」と言われるように、現代の日本社会において、資源的・経済的・社会的・文化的な価値など、カツオの価値の多様性を問い直す学会を目指す。
- 「山椒は小粒だが、ピリリと辛い」と言われるように、様々なレベルの活動をもとに、小規模ながらも、社会的に、また、世界的に存在感や影響力のある学会を目指す。
(若林会長・就任挨拶)
行動指針
地域・領域・学問・立場など様々なレベルを超えて、カツオの価値を問い直すために、つむぎ合いましょう!
- 「地域」のつむぎ合い:地域性
日本のカツオ産業が盛んな地域、北は宮城県気仙沼市から南は沖縄県宮古島市までの太平洋海域、つまり、黒潮文化に抱かれた地域の関係者が結集し、ゆるやかかつ持続的な連携を模索し、地域のカツオを核に「地域主権」を積極的に主張する。 - 「領域」のつむぎ合い:広範性
地域をベースに、漁協や水産加工組合、企業などの「産」、都道府県や市町村などの「官」、大学や高校などの「学」に加えて、地域住民やカツオに興味・関心を持つ人、消費者などの「民」を含め、「産・官・学・民」がつながってオープンな取り組みを展開する。 - 「学問」のつむぎ合い:学際性
カツオに関する学問的なアプローチとして、社会学や経済学、文化人類学など文系の学問と、資源学や漁業学、食品科学など理系の学問がつながり、文系と理系の垣根を超えた文理融合による学際的な検討を前提とする。 - 「流れ」のつむぎ合い:システム性
「カツオ漁業」ではなく「カツオ産業」として捉え、カツオの生産(川上)から消費(川下)までの流れをフードシステム、つまり、カツオに関わる資源〜漁獲〜水揚げ〜加工〜流通〜販売〜消費〜文化まで、カツオのシステムとして、総合的に把握する。
(若林会長・就任挨拶)